帰宅してすぐにお母様お手製の林檎ケーキを試食するよう
脅さ 頼まれました。
とりあえず一口。
…普通においしいんですが?
いつもより多少甘さが強く、レーズンにほろ苦感があるけれど、それはそれでおいしい。
ってか、ぶっちゃけいつものより私は好きですが。
感想を正直に述べると、お母様の笑みがほんのり凄味を帯びました。
「○○(←弟の名前)のお友達の送別会用なんだけど、子供も食べれる味だよね?
一応」
…はいと答える以外の選択肢が見当たりませんでした。
実際のところ、あのレーズンはちょっと厳しいかも知れませんが、送別会に出るのは私ではなく弟です。
すまぬ、弟。今回はお姉さん保身に走るよ。許しておくれ。
その弟、最後まで「レーズンが苦い」と渋っていましたが、結局はお母様に「
あなたの味覚がお子様だからよ」と押し切られました。合掌。
因みに敗因はブランデーのつもりでレーズンを浸した
ラムダークだったようです。
甘かったのは、何故か間違えて林檎にレモン汁をこれでもかとかけてしまったのを誤魔化す為、砂糖を四割増ししたからだとか。
何故レモン汁を入れてしまったのかなんて、自分が訊きたいくらいだとお母様はおっしゃりました。
お母様が冬の初めにおかしくなるのはイツモノコトです。
原因は花粉症とアレルギー性鼻炎。
通常であれば、粘膜が炎症を起こして蓄膿炎になると、鼻骨に穴を開けて膿を吸い出すのですが、お母様の鼻骨は何度も穴を開けたせいで分厚くなり、もはやお医者様が全力で取り組んでも穴を開けられない状態です。
つまり内服薬で治癒を促す以外何もできない訳でして…。アレルギー性鼻炎が一年で一番酷いこの時期、我が家はちょっぴり不穏な空気が漂うのです。
早く本格的な冬になって欲しい今日この頃。
…そしたら今度は冷え性で低気圧なんですけどね。
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