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~宙のあなたと夢を見る~ 本家よりもましな名前のブログです。
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 西武ライオンズと阪神タイガース(と言うより金本選手)が大好きな博多っ子です。
 休日は本屋に4~5時間居座って立ち読みしてる事も多々あります。
 最近のマイブームは投稿掲示板「アルカディア」の『銀凡伝』『裏目裏目に狼狽皇子』。
 
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 一週間の集中講義について語ってみます。

 まずはシルクスクリーン(スクリーンプリント)とは何か、ご存知ない方の為に大まかな説明を。
 既に知ってるという方、読むの面倒くさいという方は、読み飛ばしてくださって結構です。
 (読まなくても、濃かった一週間語りは理解できるかと思われます)


 シルクスクリーンは和名で孔版とも呼ばれます。
 名前の通り、描画紙上にセットした絹(今では絹に近い粗さの合成布が殆どです)の上にインクを置き、スキージ(ゴムの刷毛みたいな道具)でインクを刷り込む版画です。

 そのままの絹だと、まったくのベタ(塗りつぶし)になってしまうので、当然加工します。
 絹に紫外線に反応して膜を張る薬剤を塗ります。透明なフィルムに紫外線を通さない画材で描画し、そのフィルムを絹に密着させて紫外線を当てます。
 これがシルクスクリーンの製版です。

 すると、あら不思議(笑)。
 色を塗りたい部分以外は、インクを刷り込んでも、膜が邪魔して紙には印刷されません。

 製版→印刷 を色の数だけ繰り返したら完成です。

 紙にインクではなく、のりを刷り込んで、金粉やらラメやらを振り撒けば、キラキラ輝く絵にもできます。


 かなり大ざっぱですが、こんな感じです。
 一週間の詳細については、続きに書いておきます。興味のある方はどうぞ。

 ※追記:長くなったので、今日と明日とで連載(?)にします。












*一日目
 
 久々に一限目から授業だった所為か、電車がものすごーく眠たかったです(汗)。

 初日なので、シルクスクリーンについての簡単な説明の後、原画の選択と色(製版)の数決めをしました。
 先生の自己紹介も技法の説明も、えらいあっさりしてましたよー。 

 原画は当初の予定通り、弟を描いた迫力溢れるデッサンを使用。
 管理人は普段、ビビッドカラー(鮮やかな明るい色)はあまり使わず、暗いか渋いか淡いかの色調でまとめるのですが、今回は珍しくビビッドに挑戦することにしました。

 さあ製版。…となったところで、大問題発生
 製版する教室は、大学院の集中講義に使われていたんですが、その担当の先生が…

 
教室内で堂々とタバコ吸ってたんです。


 版画用の部屋なので、薬品臭がきつく、軽く発作になるまで気付けなかったという悪夢。
 大変申し訳ないことに、製版作業は助手のお姉さんとS嬢にお願いするしかなくなってしまいました…。
 人間として、あの先生の良識を疑います
 

 下地の一版目を、鮮血色とカボチャ色のグラデーションで塗り潰して、一日目終了。
 
 作業中の悲劇を載せておきます。
  
 やっちゃったんです。ぐじゃっ、といったんです、紙コップが(笑)。
 爪が黒いだけに怖い光景になりました。
 実際はもっと暗い赤だったので、余計にスプラッタでしたよー。
 

*二日目

 水着と水鉄砲のブルーシート色とラムネ色のグラデと、弟の肌の生チョコクリーム色を刷りました。

 この頃から、刷りの作業が段々楽しくなってきました。
 きゅぃ~…きゅるっ、と引いて、きゅるるっ、と押して、版を持ち上げたら色が付いてる…快感すら覚えましたよ(笑)。
 調子に乗って小さなミス連発したのは、ご愛嬌というものです。

 管理人とS嬢とNちゃんの三人組は、かなり効率よく作業を進められるようになりました。
 S嬢とNちゃんに改めて多謝!!

 この日は先生のグループ展初日ということで、S嬢とNちゃんと管理人の三人で、先生に連れられ天神の画廊へ。
 閉館後の画廊ってイイですね。堂々とお酒が飲めて

 先生の作品の題名が間違ってた(『黒鉛』が『黒船』になってたんです/笑)、なんてハプニングを乗り越え、近場の飲み屋でおごって頂きました。
 先生、この場を借りて、改めてお詫びしておきます。

 タバコ我慢させてすみませんでした(笑)

 それから、先生が酔っぱらって飲み屋のサンダルで帰ろうとしたこと、ネタとばかりに言い触らしてごめんなさい♪
 
 でも素敵に無敵でしたよ、とかこっそり褒めておきます。


*三日目

 一番何事もなかった日ではないかと思います。
 遅くまで呑んでたから、流石に遅く来るだろうと踏んでいたのに、早々と来た先生を褒め称えたりしてました。

 ただし、この日はとある問題が浮上しました。
 何度も印刷する過程で、ひとつひとつの版(色)がズレないよう、位置の目安としてトンボテープ(下の画像の右側のタイプ)を使っていたのですが、このテープが 残ー機ーな~くーなる~ な状況になってしまったのです。
 しかもこのテープ、新たに仕入れようにも、製造中止になっていて、手に入りません。
 パソコンの台頭で、アナログ作業が廃れたことを端的に示している現象です(涙)。
 確かにパソのが楽で正確ですけどね…やっぱりアナログはアナログならではの誤差とか温かみとかが面白いと思うんですがねぇ…。

 (画像はウィキペディアより頂いてきました)

 結局、先生の私物を使わせていただくことに…ありがとうございました、先生!

 全体にブルーベリーヨーグルト色で影を入れ、主線の版を作って、終了。




 
 四日目以降についてはまた明日。

 















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