見てきました。忘れないうちに感想書いちゃいます。
　興味のある方はどうぞ。

　この前も今日も、見終わって思ったことは同じでした。
　普通に面白いです、この映画。
　ストーリーは単純明快。でもホラー要素とアクション要素が上手く組み合わされてて飽きさせないし、カメラワークも良質で、最後までどっきどきです。Ｖ３兄妹の愛にはちょっとホロリと来ますし。

　実際そんじょそこらのホラー映画に負けない位コワイですよ。マイブラザーなんか絶対見れないレベルですね。ＰＧ１２は伊達じゃないってことだぞ、と。→だから子供連れてくるな、親。

　２回目なので、小ネタに注目してみました。以下気になる小ネタ。
　
　①　学食にて本郷猛（主人公／教師／ライダー１号）が琴美ちゃん（ヒロイン？／生徒）にコーヒーおごってもらうシーン。猛と琴美ちゃんのテーブルにしかテイクフリーの砂糖とかミルクとかがなかったんですけど？　小道具ケチったな監督。

　②　猛が再会した親友一文字隼人（準主役？／ライダー２号）と飲んでたバーの名前が「TARU」。樽…？

　③　上記②のバーにて、一文字は普通にウイスキーらしきものを飲んでたのに対し、猛のグラスには不透明な白い液体が…。それはカルーアミルクか？　それともまさかただの牛乳か！？

　④　学食の壁に貼ってあるポスター。「サクラ、咲く」の文字に背景は…アリアスのデッサン！？　
　画塾の宣伝ポスターか何かですか？　それとも実はこの学校、美術系の学校だとかいうオチですか？
　※アリアス＝結構有名な石像。よく石膏像がデッサンの課題になるんです。

　⑤　不良に連れ去られそうな琴美ちゃんを救うべく、車の進行を左手だけで阻みながら、後ろから襲ってきたバイクの前輪を右手で難なく捕らえ、更にはガコンと前輪を取り外してしまった猛。その後わたわた車やバイクから降りた腰の引けてる不良たちを一瞥し、その内の一人に外しちゃったタイヤを渡すんですが…。
　実際のところアンタ外すまでするつもりなかったんですやろ？　明らかに『タイヤ外れちゃったよーあっちゃー…』な戸惑いオーラ放ってるもんね？　だからそんなに怖がるな、不良も見物人も。
　ソイツは只のお人好しな天然青年なんですよー。放っときゃ昼寝してる牛みたく大人しい奴なんですよー。

　⑥　上記⑤の後、猛を恐れるようになった生徒たち。学級崩壊状態だったクラスが大人しくなるんですが…真面目に恐る恐る生物の教科書開いてる人たちの中に、一人だけ何故か『ファーブル』とかいう昆虫雑誌を眼前に広げてる奴が。
　初めて見た際、友人と『あれはきっと教科書持ってなかったんだよバカだねアハハ』との結論に達していたのですが…ワタヌキ、彼の机に広げてあったよ教科書。
　じゃあ何故あんなモン見てたんでしょう？　謎です謎。

　⑦　お兄ちゃんこと風見志郎（これまた準主役？／ライダーＶ３）の初登場シーン。ワインとくとく注いで何やら作業中だったんですが、スタッフロールに『ワイン指導』ってありました。
　たかだか２～３分の為にんなもん雇ったのか！？　どんだけ～！？

　⑧　決戦に向かう猛を手助けすべく追いかけて来た一文字。改造の副作用（みたいなもの）でボロボロな体だと知っている猛は、『お前には長生きして欲しいんだ』と、一文字の腹を殴って気絶させ、着いて来れないようにするのですが…
　ちょ、お前そのまま車道に放置するなよ！　それむしろ『今すぐ死ね』って言ってるも同然だぞ！

　⑨　ライダーメットを脱いだ時、確かに乱れた筈のお兄ちゃんの髪の毛。アングルが後姿から前へと移ると、しっかりセットされた状態に…。一瞬で元通りですか？　それは大人の都合という奴ですか？　それともお兄ちゃんが跡部だからですか？

　⑩　お兄ちゃんの妹・Chiharuちゃん（準ヒロイン？　ラスボス？）の行動。自殺した後、自分の曲『Platinum Smile』を聞いている人を、次々と化け物の姿で襲っていた彼女なのですが…
　お兄ちゃんがシャワー浴びながら独りで聞いてた時は現れなかったんです。多分見てた人の殆どがあの場面でChiharuちゃん登場を覚悟して身構えたと思うのですが…。
　つまりアレですか？　お兄ちゃんだからという妹心ですか？　それとも裸のお兄ちゃんは襲えなかったんですか？　はたまたどっかの竜みたく若い男の裸が弱点だったりするんですか？
　そして監督。お兄ちゃんが男性キャストで唯一セミヌードやらされたのは、只のファンサービスですか？　それとも跡部がミュージカルで生シャワー披露した経験を面白がってのことですか？　どちらにしろＧＪです。

　とまあこの位でしょうか？　思い出したら随時付け加えます。

　最終評価　：　見る価値アリ　
　個人的採点　：　80／100